すみだ学習するマチプロジェクト直前特集1:「地域」コミュニティを考えるきっかけ
”すみだ学習するマチプロジェクト”開催にあたって、今回から何回か渡って「なぜ」の部分をお伝えしていきたいと考えています。
わたしが、「地域」と言うコミュニティを意識したのは、6年前、墨田区に引っ越してきたのがきっかけでした。
なんと、引っ越してきてすぐに、住んでいるマンション管理組合の理事長を任されたのです。
当時、マンションは建設から30年近くがたち、大規模修繕の実施と理事の輪番制導入という課題にとりかかっていましたが、入居者の年齢層や意見も多様で、住民皆さんとの合意は決して簡単ではありませんでした。
しかし、他の理事のお力や、「自分たちのすんでいるところだから」と、住人の方々の主体性に支えられ、その2つの課題を達成することが出来ました。
困難な道程ではありましたが、住民としての責任を果たせたという達成感も味わうことが出来ました。
現在でも、その当時の理事会のメンバーの中からうまれた、住民間のコミュニケーション活性化を目的とした
「植栽委員会」が組織され、月に一回程度の活動を継続しています。
更に、今年からはその活動を拡大し、「マンションコミュニティ活性サークル」として防災の啓蒙なども含めた活動を担っていく予定です。
以上のような一連の活動で学んだことは、
私たちひとりひとりが「地域」の当事者だということ
共通の課題を達成する過程で、世代を超えた強くかたい結びつきと、弱くゆるやかな結びつきがうまれること
その結果、世代を問わず、大きな成長と学びが得られること
ということでした。
私の、「地域」活動のスタートは「マンションコミュニティ」への主体的な参加からだったのです。
8/24から始まるすみだ学習するマチプロジェクトでは、所謂地域の課題を設定し達成することは勿論、その過程を通して、「”動機ある若者”を地域と共に育む」ことを目指しています。
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次回は、「では何故、”学習するマチ”なのか?」をお伝えします。