【事例紹介】東洋大学「社会人基礎力実践」講義でのワークショップ(全二回)

2018年12月、東洋大学の「社会人基礎力実践」講義にて、2週に渡ってワークショップを行ってきました。

*「社会人基礎力」については、こちら(経済産業省のサイト)をご参照下さい。
 
1週目はレゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用。

スキルビルディング。製作例を見ながら作ることでブロックの組み立てになれる

過去の体験から、自身がすでに持って&発揮できている社会人基礎力を自己認識したうえで、未来の自分が組織やコミュニティで「貢献」するために更にどの様な社会人基礎力をストレッチしていけばよいのか?を「手を使って」考え、グループでのストーリーテリングを通して言語化していきました。
この言語化のプロセスにより、お互いが異なる経験とリソースを持つことを知り、その「違いを活かし合うこと」こそが、組織の価値の源泉であることに気づいていきました。

違いこそ、チームの価値の源泉

 
2週目は、これまで社会人向けの研修に利用していたワークシートを活用。
また、2017年に同じく経済産業省からでたレポート、
「不安な個人、立ちすくむ国家 〜モデルなき時代をどう前向きに生き抜くか〜」
にも触れて、社会人基礎力を
“「過去」の延長線上にはない、新しい「ミライ」を自らつくるチカラ”
と定義し直した上で、自身が現在所属するコミュニティや組織における自身の社会人基礎力を、「自分の視点」と「評価者の視点」でそれぞれアセスメントし、そのGAPを可視化しました。
 
そうすることで、人によって評価の「モノサシ」が異なること、
また、社会人基礎力は所属する組織やチームによって求められること、もしくは期待されることが違うので「相対的」なものであることにも気づいていきました。
 
その上で、急激に変化する正解のない時代の中で、組織やチームからの「期待」に応え(doing)ながら、自身としてどう在るか(being)の拠り所となる価値観や・行動指針の探索を始めるきっかけをつくるまでの90分でした。

私の「在り方」とは?


学生のリアクションシートから

“竹のような人” “「あなた」であれ”|
の2つの言葉がとても印象深く、心に刺さりました。今日のワークショップでは、私の場合は、自分の評価よりも他人の評価の方が少し低いのかなと思う項目が多く、改めて自分がどこを目指すべきなのかを見直すきっかけになりました。自分を見つめ直すことで、やっぱり自分はまだまだ努力が足りないと感じて落ち込む面もありましたが、逆に、もっと自信を持っていいのかもしれないなと感じる部分も見えてきました。また、グループ内でシェアすることによって、自分とは真逆と言えるような価値観を持つ人の話も聞くことができて、良くも悪くも刺激をうけることができました。
今までの講義の中で、最も得るものが大きかった充実したワークショップでした。

 

特に本日(12月20日)の講義から、たくさんのことを気づきました。まず、ヒトはそれぞれの考え方を持ち、評価の水準や物事に対する捉え方も異なります。だからこそ、人の意見や、考え方を、否定せずに聞く必要があります。その中から、自分に役に立つことを選択するのが成長であることがわかりました。また、ヒトの評価の水準が異なってるから、どれだけ自分が頑張っていて、どれだけ仕事できると思っていても、上司や他人からの認めがなければ意味がありません。
そうとはいえ、全ての人に高評価を得ることは不可能だと思うので、ある程度の力を目標にし、少しづつ動力して達成させ、自分らしく社会に貢献して歩んでいけばいいと思いました。

 

「あなた」であれ! この言葉に本当に感動しました。
大学の講義のイメージを覆すような、小学校の時を思い出すような授業でした!とても楽しく自分をみつめなおせました!

 

鈴木先生が最後におっしゃっていた『「あなた」であれ』という言葉が響きました。自分は何をするか、どういう人間でいるか、どうしたいのかを考えるいいきっかけとなりました。私も竹のようにまっすぐな軸を持ちつつしなやかな人を目指してたくさんの経験をしていきたいです。これからは、自分の価値観や行動指針が今まで以上に重要であるということだったので、もっとも大切にしたいものはなんなのか、じっくり考えてみたいと思います。2週間に渡りとても貴重なお時間をありがとうございました。改めて自分という人間を考えふことができよかったです。

 

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