こんにちは、NPO THOUSAND-PORT大学生インターンの長谷です。
今日は、7月1日、2日に順天堂大学の「キャリアデザイン」講座にて代表の鈴木が外部講師として行ったワークショップについてお伝えします。
 

ブロックで作品制作

「これまでで最も達成感を味わった体験」を手の記憶でつくる

 

順天堂大学国際教養学部ではこれまでもレゴ(R)シリアスプレイ(R)メソッドを用いたワークショップを行っており、毎回多くの学生が参加しています。今回は1年生のキャリアデザインの講座の補講として、2時間行われました。
 
階段教室での座席指定や補講のため追加日程であること、通常の授業は90分であるなど、普段の授業と異なる形式に、教室に到着した学生の戸惑う様子が見て取れました。しかしながらワークショップが始まると、多くの学生が鈴木さんの説明に注目し、レゴを組み立てるワークでは黙々と自身の作品作りに集中する様子が印象的でした。
 
ワークショップは実際にレゴを組み立てるワークと鈴木さんの説明、その作品を用いたチームメンバー(3人または4人1組で、各授業十数チームで構成)
とのコミュニケーションを交互に行う形式で、それぞれ時間制限が設けられていました。
 
作品作りにおいて「手の記憶」を頼りに考えずに手を動かす、作品に自分を投影し説明する、チームメンバーの発表を聞いて質問する、といった様々なアクティビティを次々と進めていくワークショップは、集中力が必要となる一方で「2時間があっという間だった」という感想もありました。
 
作品作りに戸惑い周りを見渡す学生、自身の作品の説明に苦戦している学生も少なくなかったと思います。その一方で手を動かすことが得意な学生や、チームメンバーのコミュニケーションにおいて聞くことに集中できる学生、相槌や質問などのリアクションが丁寧な学生もおり、説明に苦戦しつつも何とか表現しようとする姿も見て取れ、次第にチーム内で打ち解けていく様子や会話が弾む様子がとても印象的でした。
 
インターン生である私自身も大学2年生の授業内でこのワークショップを経験し、その際は他のチームの動きを見ることができませんでした。しかし今回インターン生として教室全体を観察し、それぞれのチームが異なる雰囲気を有していたことも印象的でした。座席指定による初対面の学生もいる中で、ワークショップを通して4人の学生によって一つのチームが作られる様子が新鮮でした。
 
講義終了後のアンケート紙には長文の感想も多く見られ、それぞれの学生が自身を振り返り将来について考えるきっかけとなったのではないかと思います。大学1年生であったため高校時代を振り返る学生が多く、未来については「大学4年間で何を身につけたいか」という発表が多かったように感じます。作品の写真を撮ったり、強みやスキルを記入した付箋紙を持ち帰ったりする学生もおり、半年後や1年後に振り返ってみると、変わらない部分や変化した部分などが見えてくるのではないかと考えました。
 
それぞれが自分自身と向き合う機会が多くなる大学生活で、今回のワークショップの経験が自己理解に繋がってくれることを、同じ大学生として、そして先輩として願っています。
ミライのワタシ

ミライの「チームに貢献しているワタシ」