去る、9/1(土)産業・組織心理学会(@名古屋大学)にて、約半年に渡る「キャリア探索における 非言語的ツールによる自己理解促進効果の基礎的検討」の発表を行ってきました。

産業・組織心理学会 第34回大会

これは私共のNPOのアドバイザーでもある道谷順天堂大学准教授が主導した研究で、私共がカリキュラムを設計&複数の大学のキャリアの授業等で実施しました。
このカリキュラムはレゴ®️シリアスプレイ®️メソッドを用いて大学生(特に低年次生)がポジティブにキャリアデザインを考える入り口となるような設計とし、事後のサーベイを通してその成果を検証したものです。

短い時間ながら想像以上の来場者の方に関心を示して頂き、特に
「いかに学生自身に強みやコンピテンシーを見つけさせ、言語化させるか」
という同じ課題を持つ大学でキャリアを教える先生方はその可能性に注目されていました。

大学関係者に研究内容を説明する道谷順天堂大学准教授

詳細はこちらのPDFを御覧いただきたいのですが、
JAIOP2018_道谷・鈴木ポスター発表原稿.pdf
概要をお伝えすると、以下のようになります。

■非言語ツール(レゴ®ブロック)を演習に利用したことがキャリア探索に有効に作用した
■上記は年次や性別を問わずほぼ同様の結果が見られた
■また、普段のキャリア探索活動の多寡を問わず同様の結果が見られた

また、併せてやはりレゴ®シリアスプレイ®メソッドのもつ、

■ナラティブ・アプローチの要素
■「人格」と「作品」を切り離すことから生まれる安心感

も、キャリアデザインという時にセンシティブなテーマに有効に機能したと感じました。

この研究成果をエビデンスとして、更に多くの学生(や若手社会人)のキャリアデザインの
支援を拡充したいと考えておりますので、高校や大学関係者の方からの相談やお問い合わせ
などお気軽にご連絡いただければと思います。

また、参考までに順天堂大学にて行った本研究の授業(ワークショップ)の様子をYouTubeにアップしておりますのでよろしければご参照下さい。

<<連絡先アドレス>>
contact_us@thousand-port.com
※上記アドレスのアットマーク(@)部分を”半角のアットマーク”に変更の上、送信下さい

ポスター発表会場の様子。大盛況でした。