「プリン山」ってなんだと思いますか?

それはなんと、「公園に設置する食料庫を兼ねたドーム型の遊具」。
その遊具を製造する墨田区の企業は現在(=このプログラムでは2025年)は5万人を擁する大企業となった・・・
「FUTURE MAKING DIALOGUE」感動のフィナーレは、生徒たちによるプレゼンテーション。
上に挙げたアイディアは「働き続けたいまち」の実現をテーマとして選んだチームが考えた、「実現理由」。

ネーミングは可愛いらしいですが、これはある生徒の
「小学生の時体験した震災をきっかけにずっと防災施設拡充の必要性を考えていた」
と言う原体験がきっかけとなって産まれたアイディアだったようです。

この「FUTURE MAKING DIALOGUE」では、
「自分のミライを自分でつくれる人」になること、
を目的に、如何に地域社会との接点を発見し、その中で「ジブンゴト」として為すべきことを考え(小さくな一歩でも)行動を起してもらうきっかけづくりをしてきました。
(プログラムの概要は墨田区のプレスリリースもご参照下さい)
震災をきっかけに防災設備の拡充の必要性を考えていた彼は、このプログラムが呼び水となって改めて
「そのために何が自分は何が出来るか」を考えてくれたのでしょう。
彼のチームのプレゼンを聞いた時、このプログラムが若い彼らの原体験や、その時に芽生えた社会に関わるちいさな「動機」をアクションに転換する装置となりうることを再確認した瞬間でした。

他にも私(鈴木)が担当させてもらったA組ではこんなワクワクするような「実現理由」が「既に起きた未来」として目の前に繰り広げられていました。

「地域で緑化を推進する『グリーンガールズ』」
「環境負荷の低い新エネルギーの開発で星が見えるまちに」
「人工知能に心を芽生えさせ、ロボットと共存」
「英語力アップの講座を開催して、海外からの移住者にも暮らしやすいまち」
「活発なボランティア活動がつくる安全なまち」
「全ての都立高校に『植林部』をつくり、連携して緑豊かなまちに」
「街中の『アンケートポスト』で皆がワクワクするイベントを開催」

 

本所高校1年生280人の皆さん、皆さん一人ひとりが未来を創造する主体者となった「既に起きた未来」を味わわせてくれてありがとう!
(別途、一連のプログラムを振り返ったレポートも近いうちにアップしようと思います)