歴史と実績のあるNPOが、「次の10年」に向けてビジョンとミッションをブラッシュアップする。

それが今回のオーダーでした。

クライアントは20年近い活動実績を持つバーンロムサイジャパンさん。タイでHIVに母子感染した子供たちの支援を行っています。
そもそもバーンロムサイさんからお話をいただいたのは、ファシリテーター仲間のNPOボンドプレイス小笠原氏だったのですが、
バーンロムサイさんから事前のヒアリングを行う中で、
「これはバックキャスティング&レゴ(R)シリアスプレイ(R)が有効そうだな。となると、THOUSAND-PORTだな!」
と直感し、すぐ弊社に連絡をしたそうです。

当日は、13:00スタート。
小笠原氏のチェックインや事前のグランドルールの確認を終え、レゴ(R)シリアスプレイ(R)開始。

簡単なスキルビルディング(レゴによるモデルづくりの練習)を終えた後、いきなり

「バーンロムサイはどんなイキモノですか?」

の問いからモデルづくりをスタート。
これは、自分たちの「現在地点」を自己認識するためのプロセス。
「バーンロムサイの名の由来であるガジュマルの木」や、「チャーミングなモンスター」など、抽象度の高い問いかけに対してバシバシと熱い思いが注ぎ込まれています。
その後は、メンバーの方の共有ビジョンとしての「10年後に目指すありたい社会」、「その社会の欠くべからざる存在としてのバーンロムサイ(being)」、 「その”存在”に至るために自分たちが為すこと(doing)」と、徐々に視点を等身大のそれに近づけ、時間軸も「今」に近づいていきました。

そして、終了したのは当初予定を1時間超過した18:00過ぎ。。(長くなってすいません。。)
最終的な組み直しや研磨や必要ながら、ビジョン、ミッションとして包含すべき要素は洗い出すことが出来たと確信しています。

やはり目の前に「ありたいミライの姿を、メンバー全員がありありと見えている」ことのパワフルさはレゴ以外のツールでは中々作れないですよね。