代表理事鈴木からのメッセージ
Hello,world! 退職〜緩やかな離陸〜人間性の回復
こんにちは、新しい世界! さようなら、住み慣れた世界。
去る2011年12月22日、今迄勤務していた企業(通信キャリア)の最終出社日を迎えました。
転職から、あっという間の丸6年でした。
今年、2012年からは、独立した個人・自立した市民、として社会と関わります。
これ迄の勤務先のmissionは「人々を幸せに」でした。
そして、これからのmissionも「人々を幸せに」であることには変わりませんが、
社会との「関わり方」はこれ迄とは非連続的なものです。
働き方は(ダニエル・ピンクの言う)、フリーエージェントとして。
生き方は(ジャック・アタリの言う)、ハイパーノマドとして。
しかし、「フリーエージェントになる」と言うと、
「これから何をするの?」ではなく、「何故辞めるの?」と多くの方に聞かれました。
自身で独立して働く、と言うより(ある程度社会的承認と給与がー少なくとも当面ー得られる)
今の会社を「辞める」事の方が「解りにくい」様です。
以下は私が勤務先の方に退職の挨拶をさせて頂いた際の相手の方の反応を
ざっくりと感覚的に分類した結果(値もざっくり)です。
「意味が分からない/会話が成り立たない」40%
「理解はしたが、共感はできない」30%
「理解して、共感した。でも自分は出来ない」20%
「理解して、共感した上で、『自分もやりたい』」1%
(残りは「その他」)
相対的に見ればアグレッシブに見える勤務先でしたが、
大きな組織(企業)体から離れて、「フリーエージェント」となることの
リアリティさをイメージ出来ない方は(良い悪いではなく)少なくなかった
ということでしょう。
企業の中にいる限り、自分の人生と社会との主体的な関わり方を新たに創造する
「決断」のプロセスを、自分に引き寄せて考える事は難しいのかも知れません。
これは、市場原理主義もしくは高度経済成長時に構築されたエコシステムが、
個人の「決断」を排除することを無自覚に、もしくは意図的に必要としていたことの
弊害だと考えます。
つまり、「社会」それ自体があたかも「人格」を持ち始め、やがてその必然として
変化への恐怖が生まれ、「覚悟」をもった「決断」をするイノベイター、
つまり創造的破壊をもたらす人物を産み出すことを忌諱するが余り、
個人を去勢していったのであろうという事です(ビッグブラザー的に)。
そして、これまでの時代はそれで良かった。
しかし、時代は既に物質主義社会から、情報社会に音を立てて変わっています。
MITのメディアラボの創設者ネグロポンテが言う様に
「価値はATOM(原子)からBIT(電子)へ」と変化しています。
それは世界が国境と距離を超えてフラット化すると言うことです。
言い古された言葉で言えば「インドや中国で出来ること」は、インドや中国の
人件費分の給料しか貰えなくなる、と言うことです。
これは、「仕事」「労働者」に求められている役割が変わる事を意味していますし、
自ら変化への決断をしなければ、抗う術も無く「呑み込まれる」しかないと言うことです。
そして、それは図らずも3.11が私たちに突きつけたことと本質的に同じだと考えるのです。
私は幸いにも貫きたいミッションに気付くことが出来ました。
それは私たち一人一人が、
「全球的視野を持つ、独立した自己、自立した市民」(=人類2.0)
となり、個人の幸福追求をする社会の創造です。
それに気付いたからには「それ以外」の事に割くことができる時間はありません。
自分自身が出来る事は決して多くはないかも知れません。
そしてそれは「正解」ではないかも知れません。
しかし、それでも私という一市民が
「自分の人生の主人公として生きよう」と決断したことがもたらす意味は
小さくないと考えるのです。
それは魂のレベルで喪失した人間性を回復していくプロセスだからです。
去年は皆さんのおかげで、新しい世界の入口に辿りつくことが出来ました。
今年は一緒に世界を創造していきたいと願っています。
Hello,world!